2011年4月8日金曜日

米政府、政府系住宅金融機関改革でも債券保有者支援へ=FRB議長

 [ワシントン 17日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は17日、連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)<FNM.N>と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)<FRE.N>の債券保有者は、政府系住宅金融機関(GSE)の改革が実施されたとしても、米政府の支援を引き続き受けるとの認識を示した。
 議長は下院金融委員会で「私の
想定は、既に発行されている住宅ローン担保証券(MBS)は、(新制度の)対象外となり、現在と同様に政府の支援を受ける」と語った。
 「ある時点で制度が変更され、現在組成されているようMBSは無くなるだろう。ただ、既存のMBSは償還されるか、もしくは買い戻されるまでは保護される」と述べた。
 その上で「議会は間もなく、ファニーメ CHANEL
イとフレディマックを改革するだろう。それが早期になることを望んでいる。解体するか、もしくは、正式に政府の下に置くようになるかもしれない」との考えを示した。
 下院金融委員会のフランク委員長は今月初め、記者団に対し、ファニーメイとフレディマックの債券保有者は、政府が政府系住宅金融機関の債券を満額保証すると考えるべきではなく、理論
上損失を被る恐れがあると述べた。ただ財務省がその後同じ日に、ファニーメイとフレディマックを支援する姿勢をあらためて示したことを受け、同委員長は発言を撤回していた。
 議長は質疑応答で、財務省が政府系住宅金融機関を支援すると表明したことが、投資家にとって債券が安全と判断するのに十分かどうかは分からないと指摘。「法律的にそれらが『
ソブリン債』かどうか、私に判断することはできず、分からない」と述べた。

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引用元:FF11 RMT

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